妊娠中、産道を広げるために、妊娠反応が+に出る頃、
つまり妊娠4週頃から大量のリラキシンと名づけられた
ホルモンが分泌されるようです。
その作用で骨盤を支えているじん帯がゆるみ、
骨盤がグラグラになってきたところに、
自分の体重と、どんどん成長してくる赤ちゃんを
支える為に負担がかかり始めます。
これが妊娠初期の腰痛の始まりです。
下腹部には骨盤底筋というハンモック状の筋肉があります。
人類が二足歩行を始めた頃から、
骨盤の底に腹部臓器の重みがかかるようになり、
骨盤底が、それを支える役割を果たすようになりました。
腹帯、ガードル、ニッパーなどで間違った場所を締めると、
腹圧が下の方向に逃げ、骨盤の底のハンモック状の筋肉をたるませます。
すると、本来骨盤の中に収まっているべき直腸・子宮・膀胱も
一緒押し下げられトラブルが起こります。
理想的な妊婦さんの腹帯は、晒し(さらし)を三つ折にして、
恥骨と尾てい骨を抑えるように巻き、さらに下腹部を持ち上げるように
やさしく巻き上げる物です。
腰痛ベルトは妊婦さんの骨盤をしっかりと安定させ、
おへそより上のところはゆっくり支える感じが理想とされています。
腰に自信のある人は、腰痛ベルトで、骨盤の下の方だけをを締めます。
締める位置は、足の付け根の高さになります。
これで骨盤周りが安定して、腰痛の予防になります。
